滞納してしまったら?カードローンの返済事故とその後

借金の返済事故は、昔から多くの人々を悩ませてきた問題です。カードローンにおける返済事故は、起こさないに越したことはないのですが、なかなか完全にはなくなりません。突然の病気や失業などで、急に返済ができなくなるというケースも少なくないでしょう。

病気や失業などで働けない場合でも、きちんと保険に加入していれば、その保険でお金を受け取ることができる場合はありますが、派遣やパートタイム労働などで、保険にきちんと加入していなかった場合など、返済資金どころか、生活資金にも困るような状況に陥ることもあり得ます。

カードローンを滞納しそうだ、と感じたら、とにかく、早めに司法書士や弁護士に相談しましょう。10日程度の滞納を1回というならともかく、あまり滞納を繰り返したり、3ヶ月にわたって未納の状態が続いたりすると、信用を失い、一括返済を請求されたり、ブラック登録されたりします。また、1人で抱え込んで、自殺をしたり、借りては返しを繰り返し、多重債務を抱えたりすることは、何の解決にもなりません。後者の方法は、かえって借金を増やす方法ですし、自殺などは、絶対におやめください。

司法書士や弁護士に相談し、債務整理の手続きを開始すると、一旦、返済が止まります。これは、滞納ではなく、法的に止まります。債務整理をする場合、借金が減額されたり、過払い分が戻ってきたりすることがあります。後者の場合、デメリットは特にありませんので、返済が長期に及んでしまっている方などは、積極的に行ってください。

前者の場合、多少のデメリットが発生します。借金の減額などを行った場合、いわゆるブラックリストに登録され、5年程度、新たな借入ができません。また、クレジットカードが使えなくなります。ただ、期間中おとなしくしていれば、信用情報が消えると同時に、再び使用できるようになりますので、一生、借金ができない、などと思い悩まず、とにかく一度、ご相談ください。単純に3ヶ月の滞納でも、同様にブラックになりますから、抱え込むよりは相談です。

ローンが膨らみすぎて自己破産、免責手続きをした、などの場合には、このブラックの期間が10年ほどになり、いくらかの資格制限がかかります。一度、信用を失ってしまうと、取り戻すのは大変ですが、それでも一生続くわけではありません。

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