投資目的のローンに注意!リスクの高い借金と有効な利用法

一口に投資といっても様々ですが、投資には、リスクの高いものがあります。そうしたリスクの高い投資のために、ローンを組んだらどうなるでしょうか。投資が成功すれば良いですが、失敗した場合のリスクは大きく、投資した金額を失うだけでなく、借金の利息までも残すことになってしまいます。

具体的な例を挙げると、慣れない株式投資を行うためのローンなどは、非常にリスクが高い借金であると言えます。株で儲けるというのは、それほど簡単なことではなく、きちんとした勉強と冷静な判断力が必要です。普通、このような投資を行う時は、借金などせず、自分の持っている資金の中から、失っても問題のないものを投資するのが一般的です。わざわざ借金をしてまで、このようなリスクの高い投資はすべきではありません。

ローンを組んで行う投資として、割とよく耳にするのが、ワンルームマンションなどへの投資です。私が見た広告でも、たとえば横浜などの地区に建てられたマンションの部屋を購入し、そこを賃貸するというようなものがありましたが、そうした1部屋経営のようなものは、最近、多いように見えます。ただ、現代は人口が減少期に入っている日本です。地域によっては既に飽和状態であったり、部屋が空いたまま時間が経過していく期間などを考えると、安易に手を出すべきものではありません。部屋を持っているというだけで、税金も余計にかかりますし、管理に費用がかかるケースがあります。こうした経営をしたい場合には、その地域や経営体制などをきちんと確認した上で、できるだけ安全な投資をしたいものです。

投資は投資でも、自分の仕事に必要な投資は、ある程度必要な場合があります。医師が診療所を開設する際に、検査のための道具や機械を持っていなくては、開業できません。販売をする小売店で、元になる商品やお店がなければ、開店できません。このように、商売に必要な道具や商品に対する投資は、ある程度の基礎的な資金に加え、借金が必要な場合があるでしょう。個人事業にしても、企業にしても、設備投資や宣伝費用などは、必要経費として、借金も上手に活用しましょう。

投資というものは、そもそもある程度のリスクがあるものですから、余剰資産で行うほうが無難です。また、そのとうしが成功するかどうかの見極めをして、冷静に判断した上で、お金を借りるようにしましょう。

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