結婚してから借金が発覚!もしも相手が多額の債務を抱えていたら?

結婚してから、相手に多額の借金があると打ち明けられるケースがあるようです。確かに、結婚しようという時に、借金があるという話は、なかなかしづらいものかもしれません。本来なら、結婚前に伝えるべきですし、そのほうが誠意が感じられますが、打ち明けない人もいるのです。

もし、結婚相手に借金があると判ったら、あなたが取れる手段は下記の3つです。

1つ目の方法は、2人で頑張って返済する方法です。たとえ借金があっても、相手を想う気持ちが強いなら、共働きで返済するのも良いでしょう。時々、肩代わりをしてほしいと思って、借金の存在を伝える人がいるようですので、その点には十分、注意してください。相手を信頼できるのであれば、確かに先に返してしまったほうが利息は安いです。けれども、借金を肩代わりさせておいて逃げることも可能なのですから、そこはしっかり理解しておいてください。

2つ目の方法は、債務整理などをさせるという方法です。借金の状況によっては、長期にわたって返済していた場合など、過払い分が生じていたり、多重債務で動きが取れない状況になっているケースもあります。自己破産以外の方法での債務整理では、過払い分がなかった場合、ブラック扱いになり、カード類が停止され、借り入れができない状態になることもありますが、きちんと職があるのであれば、借金以外の制約がかかることはありませんので、心配する必要はありません。結婚してすぐに家を建てる、などということはできませんが、5年~7年程度待てば、新たな借金もできるようになります。ただ、自己破産・免責手続きを取った場合には、もう少しペナルティが増えますので、その点はご注意ください。

3つ目の方法は、離婚です。理由として、相手が借金の存在を伝えていなかったという不誠実さを挙げれば良いでしょう。子どもをたくさんつくってしっかり育てたい、これからたくさんお金が必要、という場合や、相手に対する不信感が強くなり、愛情を保てなくなった場合には、こうした方法を取ることもやむを得ないと思います。

本来なら、結婚する前にきちんと返済するなり、伝えるなりしておくべき借金です。それがたとえ、奨学金などであったとしても、その存在を伝えておくことは、将来の家庭を築くために、重要なことでしょう。結婚後に伝えるのは、不誠実な印象を与えてしまいますね。

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